カナダに来てよく食べるようになった冷凍ピザ。保存が利くし、オーブンで焼くだけの簡単調理で、美味しく食べられて大助かりですが、冷凍庫を占領してしまう存在感だけが玉にきず。
今回は、そんなプチ不満から脱却するために始めた手作りピザ生地のレシピを紹介します。
焼き上がりまで1時間という手軽さなのに、生地は冷凍保存もできるので作り置きにもピッタリ。自由なトッピングで楽しめるので、何度も作っているお気に入りのレシピです。
冷凍保存ができる簡単ピザ生地の作り方
分量(直径約20cm×6枚分)
我が家(大人2人)では1度に2枚焼きます。残りの4枚分は冷凍保存しておき、2回分のストックになります。
- all purpose flour(強力粉):500g
- 砂糖:40g
- 塩:6g
- ドライイースト:10g
- ぬるま湯:300ml
- オリーブ油:40g
手順
- 小さめのボウルにぬるま湯・ドライイースト・砂糖(40gのうちひとつまみ)を入れて、10分ほど置いておきます。
- 大きめのボウルにall purpose flour・砂糖(残りの分)・塩を入れて、よく混ぜておきます。
- 1.が膨らんだら、分量のオリーブ油と共に2.のボウルに流し入れ、ゴムベラでぐるぐると混ぜ合わせます。(生地の質感を均一にするイメージで)
- よく混ぜ合わさったら、6等分に切り分け、表面を整えて丸める。
- 乾燥しないように濡れ布巾をかけ、 室温で15分程度発酵させる。
次第に生地が膨らんできて、柔らかくなります。 室温により発酵の速度は変わるので、様子を見ながら発酵させてください。 - すぐに焼かない生地は、保存容器等に入れ、冷凍庫で保存します。
- 今から焼く場合は、まずオーブンを予熱します。温度はオーブンの最高温度に設定します。
我が家のオーブンでは550℉(約287℃)、この温度で焼き時間は10分です。 - 予熱が完了するまでの間に生地を形成します。(オーブンプレートの上に直接形成します)
①打ち粉を多めに使用し、手の平で生地を軽く押し潰してガスを抜きます。
②生地のフチから一回り小さい円を作るように指の腹で押していき、ピザの耳になる部分のガイドを作っていきます。
③ガイドの内側の生地だけを優しく引っ張り広げていきます。20cmを目安に伸ばします。 - 生地ができたら、お好みのソースやトッピングを乗せて、予熱が完了したオーブンで10分焼きます。(時間はオーブンの温度に合わせて調整してください。)
ポイントと注意
- ドライイーストの予備発酵には、人肌程度のぬるま湯を使用してください。
- 生地はよく伸びますが、伸ばしすぎるとソースが染みて破れてしまうので注意してください。
- オーブンプレートに薄く油を塗ってから生地を置くと、焼き上がってもプレートにくっつきにくくなります。
- クッキングシートを使用する場合は、耐熱温度を確認してください。
- 焼き上げの温度はオーブン機種によるので、記載してある温度と時間を参考に調整してください。
- 冷凍した生地は、室温に置いて1時間ほどで解凍できます。 解凍後、手順通りに形成・トッピングし、焼き上げてください。
おすすめのトッピング
定番の味で作りやすい、トマトとチーズのピザ
定番のトマト×チーズのピザは、残り物の食材でも簡単に美味しく作れます。ピザソースがない場合は、ケチャップやパスタソースでも代用できます。我が家で使う具材は以下にまとめましたので、参考にしてみてください。
- きのこ類
- ピーマンやパプリカ
- ズッキーニ
- カボチャ
- ブロッコリー
- コーン
- トマト
- 塩漬けオリーブ
- ウインナーやサラミ
- グリルチキンの残り
- バジル
冷凍の具材を使うときの注意点
冷凍してある具材でもトッピングとして使えますが、焼いた時に水分が多く出ることがあります。(特に冷凍のブロッコリー・ピーマン・キノコ類)また、焼き上がり時間にも多少影響します。 冷凍の具材を使う場合は、一度しっかり解凍して余分な水分を取り除いておくと、水っぽくならなくて失敗しずらいと思います。
我が家の定番、4種のチーズピザの作り方
こちらはいわゆるクワトロフォルマッジというピザです。夫の好物なので、普段2枚焼くうちの1枚はこのピザを作ります。手頃なチーズばかりですが、複数組み合わせてハチミツと食べることでさらに美味しくなる気がします。
- スプーン1杯のヨーグルトを生地に塗る。
- パルメザン、ホワイトチェダー、ブルーチーズ、OKAチーズを少しずつのせ、黒胡椒を軽く振り焼く。
- 焼き上がったら、蜂蜜を適量回しかけて完成。
初めのヨーグルトはカッテージチーズの代用として。無糖で、水分が少なめのヨーグルトを使用するのがおすすめです。このピザで一番のポイントはブルーチーズだと思っているので、ブルーチーズはストックを切らさないようにしています。(におうので、使いやすい大きさに切って冷凍保存しておくと使いやすい)その他3種のチーズは手に入りやすいもの(モッツァレラやカマンベール、クリームチーズなど)でOK。因みにOKAチーズとはモントリオール郊外で作られているチーズで、我が家は入手しやすいので常備してあります。様々な種類のチーズと蜂蜜の香りが融合して、ブルーチーズが苦手な方でも美味しく食べられると思うので、ぜひ作ってみてください。
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