つきのこ一家(大人2人と猫1匹)のカナダ移住まで1ヶ月。
ここで一旦、移住を決定してからの約3ヶ月間でやってきたことを図解で振り返ろうと思います。
海外留学の経験もない私が、初めての移住準備を円滑に進めるためにこの3ヶ月間は試行錯誤してきました。
ペット連れでの移住予定の方はもちろん、他の方も応用できるようにわかりやすい図を作ってみました。
参考にしてもらえれば嬉しいです。
・ペットと一緒に海外移住する方法を知りたい方
【図解付き】移住1ヶ月前までにやってきたこと
こちらが、つきのこ一家が行ってきたこれまでの準備です。
時間は左から右に流れていくイメージです。
大まかな流れとしては、下調べや書類などの準備(①)から始め、実際に移動する手段を決定(②)。その日程に合わせて、引越し準備(③)、といった流れになります。
ちなみに、私たちの海外移住の背景は以下のような感じです。
・移住地:カナダ(夫の国籍がある)
・申請するビザ:配偶者ビザ
・夫とは結婚しているので、観光ビザで入国し、カナダ国内でビザ発行を待ちます。
・日本の住民票は抜く
・現在は日本で賃貸マンション住まい
・車は持っていない
海外移住と言っても、移住先(国)やパートナーの状況によっても違ってきますし、試しにワーホリや留学をしてみようと思っている方も多いと思います。
”海外で生活をするための準備”としては、大筋は上の図のような流れになると思いますので、ご自身の状況に合わせて応用してみてください。
【つきのこ体験談】移住1ヶ月前までにやるべき10のこと
1.ビザの準備
私たちが海外移住を決めてから、一番最初に考えたのは「ビザを取らなくちゃ!」ということ。
私の場合は、配偶者ビザを申請する予定で動いてきました。
夫がカナダの移民弁護士に依頼をしてくれて、弁護士の指示で準備を進めてきましたが、それでもかなり大変でした。
(カナダの配偶者ビザの申請の詳細は別の記事にする予定ですので割愛しますね)
ワーホリや留学などではまた違った書類が必要になると思いますが、いずれにせよ1つ1つ確実にやっていく必要があります。
ビザの準備は一番大事なので、時間・心の余裕がマストだよ。
お金はかかるけど、移民弁護士などの専門家に頼るのも1つの手だよ。
2.銀行口座やクレジットカードの取扱確認
移住の準備をしていて、初めてわかったこと。
そは、海外移住に伴い住民票を抜く場合は、銀行口座を解約するように勧めている銀行が多くあること。
また証券口座も解約の必要があるので、投資をしている方は要注意です。
一方でクレジットカードは、日本で郵便物を受け取れる住所があったり、引き落とし可能な日本の銀行口座があれば、維持することも可能のようです。
移住が決まれば、利用している銀行やクレジットカードが、海外居住者に対してどのような対応をとっているのか確認することをオススメします。
また、口座の作り直しや解約は、書類の郵送が必要な場合もあるので意外と時間がかかります。
移住準備ではフライトチケット・ホテル・保険など支払いの機会が増えるので、事前に支払い方法を考えておくのが安心です。
面倒だけど、口座を整理するチャンスだ!と思ってがんばろう。
長期間取引がない口座は凍結の恐れがあるので、ほったらかしは危険だよ。
ちなみに、私が利用している口座の海外利用に関しては、こちらの記事でまとめてみたので、よかったら参考にしてみてください。
3.フライトの手配
我が家の場合、チケットの予約は、出国日の2ヶ月〜1.5ヶ月前に行いました。
これから家の退去や行政手続き、引っ越し作業等に入るので、余裕を持っておきたいですね。
これから引越し作業や行政手続きなど、やることがたくさんあるよ。
フライトの手配は余裕を持って行おう。
4.家の退去連絡
フライトが決まれば、家の退去日を決め、大家さんに連絡します。
退去連絡から退去日までに必要な期間は契約書に記載されているので、契約書を確認して連絡します。
退去日が決まれば、電気・水道・ガス・ネットの解約を連絡する日程も逆算できるので、期日を各契約会社のHPで確認しておきましょう。
賃貸契約の場合は、契約書に記載されたルールを守って退去日を決めよう。
退去日が決まれば、電気・水道・ガス・ネットの解約を連絡する日程も逆算できるよ。
5.フライト前後のホテル予約
家の退去日が決まれば、退去からフライトまでの期間に泊まる場所を確保します。(引越しとフライトが別日の場合)
我が家の場合は、入国後もしばらくホテル住まいになるので、その予約もしました。
(カナダでは入国後3日間政府指定ホテルでの隔離が義務付けられています。)
ペットもいるし、荷物が多くなることが予想されるので、利便性を重視してホテル選びをしたよ。
6.海外保険の申し込み
移住する国の保険制度を確認し、自分が病院にいく必要がある場合はどうなるか考えておく必要があります。
予想外の病気や怪我(事故)に見舞われ、病院代どして大金を支払わなければならない可能性もあるので、保険に入っておくのが安心です。
これについては特別急ぐ必要はありませんが、フライトの予定が立った時点で申し込めることなので、私は忘れないうちにやっておきました。
私は観光ビザで入国する予定なので、配偶者ビザが発行されるまではカナダの健康保険制度は使えないよ。(つまり100%自費)
カナダ人の夫も、帰国して健康保険制度を復活させるのに90日ほどかかるそうなので、同じ保険に入ったよ。(私は6ヶ月分、夫は3ヶ月分)
ビザ発行にそれ以上日数がかかる可能性もあるので、契約更新も視野に入れているよ。
7.荷物発送の手配
退去日が決まれば、引っ越しの日程も予定が立てられます。
我が家の引っ越しは海外引越をされている日通さんにお世話になっています。
荷物の輸送は、船便か航空便かで値段と到着日が異なるので、お財布事情や日程との調整が必要です。
ここで気をつけたいのは、輸送する電化製品が移住先の電圧に対応しているかということ。
場合によっては、移住先で変圧器を使用する必要があります。
私は愛用しているコンピューターミシンとホットプレートをどうしても持って行きたいので、それらの電化製品のワット数と電圧に適した変圧器を購入したよ。(購入は急がなくてもOK)
8.不要な家具や粗大ゴミの処分方法を決める
輸送する荷物が決まれば、処分が必要な家具家電も決まってくると思います。
粗大ゴミの処分は自治体によって様々なので、事前に確認が必要です。
収集は月に1回しかない場合もあるので、計画的に!
また、古くない家具家電は、出張買取を依頼しました。
早い段階で予約したので、希望通りの日程で買取に来てもらえることになりました。
時間にもっと余裕があれば、フリマサイトを使うのもアリだと思います。
大型ゴミの処分方法は自治体に確認しよう。
私の住んでいるところでは、オンラインで収集申し込みができたよ。(費用は1万3000円ほどかかる予定になったよ)
リサイクルショップの出張買取やフリマサイトを活用するのもアリだね。
9.【ペット】輸送方法の選択
ここからはペット連れで移住する場合限定です。
まずは、ペットをどのように海外へ連れていくかを考えます。
方法は2パターン。
・事前にペットだけを輸送する
・飼い主と同じ飛行機で移動する
どちらにせよ輸送で使うクレート(かご)は、各社サイズの規定があるので要確認です。
飼い主と同じ飛行機で移動する場合、航空会社によってペットを”機内持ち込み”として扱うか、”貨物室での預かり”にするか、対応が異なるようです。
また、依頼できるペットの種類や値段も異なります。
稀ですが死亡事例もあるようなので、安心できる輸送方法を選びたいですね。
私たちは、ペットの機内持ち込みができるエアカナダ便を選んだよ。
規定のサイズのクレートを使用しないと持ち込めない恐れもあるので、サイズは要確認だね。
10.【ペット】輸出・輸入要件の確認と準備
ペットと移住するためには、日本の輸出要件を満たし、かつ移住国の輸入要件を満たす必要があります。
各国のHPで確認し、必要な書類やワクチン等の準備をしましょう。
国によって条件が様々なので、日本の動物病院や動物検疫所も全てを把握しているわけではありません。
自分で責任を持って調べておくことがポイントです。
うちの猫は、狂犬病のワクチン接種をするのに、他に接種していたワクチンとの兼ね合いで1ヶ月間待ったよ。
書類が揃った時点で管轄の動物検疫所にメールで書類の添削依頼をしたら、快く対応してくれたよ。
うちの猫の輸出準備については、こちらの記事で詳しく書いたので、参考にしてみてください。
移住準備の肝は”余裕を持って、計画的に!”
移住準備はタスクが多くとても大変です。
自分の準備だけでなく、役所に依頼すること、企業に依頼することもありますので、時間の余裕を持って計画的に進めることが重要だと思います。
計画の管理にオススメの方法
私が上に載せた図解は、XMind というマインドマップ作成アプリで作ったものになります。
今回この記事のためにわかりやすいものを作成し掲載しましたが、実際に全ての計画(実行内容)をXmindに記録して管理しています。(↓個人情報保護のためぼかしています)
マインドマップの中でも時系列タイプを使うと、分かりやすく計画を整理できるのでオススメです。
準備は大変ですが、移住後の生活を楽しみにがんばりましょう!
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