前回投稿した記事『時間がなくても回る勉強の仕組み──iPadでつくる3層設計』の中で、
赤シートで問題を繰り返し解く設計を紹介しました。
この記事では、実際にiPadを使った赤シート学習の始め方と運用設計を解説します。
こんな人におすすめ
- eラーニング・試験勉強中の人
- iPadで勉強を始めたい人
- 紙の赤シート勉強をデジタルに移行したい人
iPadノート×赤シートのメリット
- 荷物の軽量化
- 「シートをなくす」リスクからの解放
- 答えの書き直しや追加が可能
付箋機能との違い
似たような機能に付箋機能もありますが、用途が違います。
- 隠す部分の違い
- 付箋は一部分のみ
- 赤シートはページ全体
- 使用方法の違い
- 付箋機能は、記入した文字の上から付箋マーカーでなぞる
- 赤シートは、隠したい部分を赤ペンで記入する
つまり、一問一答などの一部分のみを隠す場合は付箋機能が便利ですが、
解説などを合わせた広範囲を隠したい場合は、赤シートが効率的です。
設定方法
ペン色の設定
紙の赤シートは「赤いインクを赤いシートで隠す」仕組みです。
iPadでこれを再現するのに必要なのは、たった1つのルールです。
ペンの色を #FF0000 にする
ペンの種類は問いません。
赤シートの設定
- 設定
- アクセシビリティ
- 画面表示とテキストサイズ
- カラーフィルタを選択
- カラーフィルタをON
- 色合いを選択
- 「強さ」「色相」のバーを最大(1番右端)に変更
起動設定
- 設定アプリを開く
- アクセシビリティ
- ショートカット
- カラーフィルタにチェック
この時点では、トップボタン/Touch IDのトリプルクリックで
赤シートのオンオフ切り替えができるようになっています。
ここまで設定したら、次はAssistiveTouchにショートカットを割り当てます。
AssistiveTouchの設定方法はApple公式ページを参照してください。
設定後は、画面上の白いボタンをタップするだけで赤シートのオン・オフが切り替わります。
勉強中は頻繁に切り替えるので、トリプルクリックより断然楽になります。
運用設計
教材をPDF化(OCR処理をして)勉強ノートを作る
オンライン教材をスクショしたり、模試のスキャンを取ったりして、
PDF化してノートアプリに取り込めば、
赤シートで何度でも解き直せる状態になります。
OCR化しておくと、あとからキーワードで検索できるのでさらに便利です。
オンライン教材を使用した具体的なノートの作り方についてはこちらで紹介しています。
手書きで問題を作るなら、問題文は黒・解答は赤と色を分けて書くだけです。
ノートを作る際のポイント
アナログの赤シートと違い、
iPadの赤シートは「隠すか・隠さないか」の二択です。
1ページの問題数が多すぎると、付近の答えが見えてしまう原因になります。
1ページ5問程度を目安にしておくのがおすすめです。
ノート作りの詳細はこちら(準備中)
付近の答えが気になる場合
画像や図形を「マスク」として使う方法があります。
解きたい問題以外の部分に重ねて隠しながら進めてください。
毎回貼り直すのが面倒なら、ページの隅に置きっぱなしにしておいてもOKです。
貼り付けに使えるものはアプリによって呼び方が異なります。
お使いのノートアプリで、簡単に貼付・移動ができるもの活用してみてください。
以下は一例です。
- クリップ
- スタンプ
- ステッカー
- 要素
まとめ
iPadで赤シート学習を設計するポイントをまとめます。
- 解答解説は赤色(#FF0000)のペンで統一して書く
- 赤シートのオンオフはアシスティブタッチを使う
- 1ページの問題数を増やしすぎない(5問程度がおすすめ)
- 解いていない問題の答えは、画像で隠してカバー
スキャンしてOCR化した教材を手直しする方法は以下のページで説明しています。
また、勉強の全体設計(3層設計)についてはこちらをどうぞ。




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