今年の夏は、この家に引っ越してきて初めての夏。雪が溶けてからは頻繁に庭に出て、エクステリア(外構)のDIYや植物の栽培に勤しみました。今回は、我が家初めてのこの夏の庭活動の成果を記録したいと思います。家庭菜園編も後日投稿予定なので、そちらも合わせて読んでもらえると嬉しいです。
〜3月:デッキの解体
入居時、庭には上の写真のように大きなデッキとサンルームがありました。しかし、かなり老朽化が進んでおり安全性に不安があったことや、サンルームのせいで室内が暗かったこともあり解体することに。入居してすぐに作業に取り掛かったものの、寒さが厳しくなってきたため一時休止。年が明けて雪解けと共に再開し、最後は友人の力も借りてなんとか全てを解体し終えました。
かなりの量の廃材が出たので、近所の人に貰ってもらったり、業者にも2度回収に来てもらいました。全て処分するのに1,200ドル(約12万円)以上かかりました。
ちなみに、解体を業者に依頼すると作業日数は3日以上、予算は10,000ドル(約100万円)ほどと言われました。それほど巨大だったデッキを、ほぼ一人でコツコツ解体してくれた夫には頭が上がりません。
4月
デッキ(階段)設置のための整地
デッキ解体後は、新しく小さいデッキ(階段)の建設を予定していたので、古いデッキの柱や地面の中に埋まっていた大量の岩やコンクリートタイルを除去しました。かなり分厚いコンクリートタイルが、あちこちから合計80枚近く出てきて、夫も腰を痛める寸前に。土の中までしっかりと凍っていて寒い日は作業がなかなか捗らなかったので、体調や天気を見ながら作業しました。
バードフィーダーと花壇づくり
最初の庭づくりはバードフィーダーの設置と花壇作りから始めました。バードフィーダーはcostcoで買ったもの。ポールを地面に突き刺すだけで設置できました。飼い猫が鳥を見て楽しめるように、地下の窓からも見える位置に設置しました。暖かくなるとさまざまな種類の鳥が集まってきてくれました。
花壇づくりに使った石は、もともと庭にあったものを再利用しました。石を組むのは思ったより時間がかかりましたが、ようやく外に出れる季節になったことが嬉しくて夢中で作業できました。
5月
パティオ作り
デッキの跡地には、友人を呼んでBBQや焚き火が楽しめるようなパティオを作ることに。パティオの大きさは約12フィート(3.7m)四方。デッキの下から出てきた大量のコンクリートのタイルを再利用し、乱石張りをイメージして設計しました。
- 数センチの深さに掘ってたたいてならす
- パネル(Paver Base Panel)を敷く
- タイルを配置する
- 隙間を土で埋める
上記の手順で週末と平日の仕事終わりの天気のいい日に作業をして、約10日ほどでパティオが完成しました。敷石の下には砂利の代わりにパネルを使ったり、タイルの配置を考えていたおかげで、力作業が軽減できました。上記の手順で約10日ほどでパティオが完成しました。
デッキ(階段)の建設
業者に依頼してダイニングから庭に出るためのデッキを建設してもらいました。とはいえほぼ階段です。費用は3,000ドル(約30万円)。ぱっと見ではカッコいいですが、よくよく見ると「自分達で作ってみてもよかったかもね」という出来栄えです。壊れることはなさそうなので大丈夫ですが、いい勉強になりました。
レイズドベッド作り
家庭菜園を始めたかったので、古いデッキの廃材でレイズドベッドを2つ作りました。高さ違いを1つずつ作り、浅い方は実を食べる野菜用、深い方は根菜用にしました。深い方は害獣予防のため底に金網を付けました。
6月
パティオが完成し、過ごしやすい気候になったので、毎日のように庭で楽しく過ごしました。購入した日傘やBBQテーブルが大活躍しました。
グランドカバーの種まき
パティオの敷石の隙間やデッキの下だった地面に、タイムやクローバーの種をまきました。こまめに水やりをしていましたが、土が剥き出しになっている部分は乾燥しやすく、タイムはうまく根付きませんでした。種が高かっただけショックでしたが、クローバーは発芽の確率が高く順調に増えていきました。所々生育の悪い場所があり何度か種まきが必要でしたが、夏の後半には満遍なく花が咲き、bumblebee(マルハナバチ)やミツバチが多く集まりました。
家の周囲のマルチング
家の周囲の土が下がっていたので土やマルチで整備しました。家の基礎の保護はもちろん、見た目もきれいになってよかったです。雑草が生えないようにマルチの下には防草シートを敷きましたが、リスがあちこち掘り起こすので少しずつ剥がれかかってきています。水はけを考慮して若干傾斜を付けて土を盛りましたが、砂利と混ざってくるようなら仕切りを追加しようかなと考えています。
7月
敷石の隙間を砂利に交換
敷石の隙間に植えていたクローバーですが、思ったより茎が長くモサモサとして歩きにくかったので砂利に変えました。土を掘り返すのは大変でしたが、砂利の方が敷石(コンクリートブロック)もより安定して歩きやすく、椅子やテーブルの脚も安定するようになりました。砂利に変えると無機質な感じになるかと心配していましたが、周囲の芝生とパティオのコントラストがはっきりしてきれいだし、土のように下がっていくこともほどんどないので変えてよかったです。
8月
階段からパティオまでの道づくり
パティオ周囲も歩きやすさを考えて砂利に変えました。土を掘り起こして、防草シートを敷いたところに、玉砂利を敷きました。この玉砂利は家の周囲に土と混ざって敷かれていたものです。ふるいにかけて土を取り除く作業は地味で大変でしたが、きれいに玉砂利が敷けてよかったです。
来年の夏の予定
私たち夫婦にとって初めての庭いじりは大変ではありましたが、作りたいものを形にすることができて大満足の経験となりました。十分に気持ちよく過ごせる庭になった分、来年は何か大きなものを作ったりする必要はありませんが、おしゃれな照明をつけたり、栽植エリアを増やしていけたらいいなと思います。それなりにお金もかかることなので、お財布と相談しながら少しずつバージョンアップしていければと思います。
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